Raspberry PiとPCをLANケーブル直結でSSHログインする
今回使用したRaspberry Piは3 Model B+。
これとWindows10PCをLANケーブルで直接つないでSSHログインしたかった。
ログインだけなら簡単にできるんだけど、Raspberry Pi側のIPを固定するとなぜか繋がらない。。。
ので、色々やってみたという話。
- 1. Raspberry PiとPCをLANケーブル直結でログイン
- 2. Raspberry PiのIPアドレスを固定してログイン
- 2.1. dhcpcd.confを編集する
- 2.2. Raspberry PiのDHCPを切って固定IPを設定する
- 3. このやり方のデメリット・問題点
Raspberry PiとPCをLANケーブル直結でログイン
直結といっても今回は間にスイッチングハブを経由してはいます(
で、まずWindows PC側でEternetアダプタのIP構成を確認する。
コマンドプロンプトからipconfigで確認すると、
イーサネット アダプター イーサネット: 接続固有の DNS サフィックス . . . . .: リンクローカル IPv6 アドレス. . . . .: fe80::a9da:e24b:6cfa:c2b2%15 自動構成 IPv4 アドレス. . . . . . . .: 169.254.194.178 サブネット マスク . . . . . . . . . .: 255.255.0.0 デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .:
と出てきた。
次にRaspberry Pi側のIPを確認。
コマンドは「ifconfig eth0」で確認すると、
eth0: flags=4163<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500 inet 169.254.92.55 netmask 255.255.0.0 broadcast 169.254.255.255 inet6 fe80::a7a7:5aa:62fc:135e prefixlen 64 scopeid 0x20<link> ether b8:27:eb:f3:97:b7 txqueuelen 1000 (イーサネット) RX packets 127 bytes 11184 (10.9 KiB) RX errors 0 dropped 0 overruns 0 frame 0 TX packets 68 bytes 11663 (11.3 KiB) TX errors 0 dropped 0 overruns 0 carrier 0 collisions 0
と出てくる。
現時点で、TeraTermかなんかにこのRaspberry PiのIPである「169.254.92.55」に接続することは可能。
ここまでは全然Easy。
問題はこっから。
Raspberry PiのIPアドレスを固定してログイン
これがなぜかうまくいかなかった。
dhcpcd.confを編集する
過去に無線LANでつながったRaspberry PiのIPを固定してSSHログインしたことはあったので、
そのときの要領でdhcpcd.confをいじってみた
dhcpcd.confに以下の文を追記した
interface eth0 static ip_address=169.254.100.1/16
これで繋がるだろと思ってたらだめだった。
でも、よくよく考えてみればリンクローカルアドレスである169.254~が使われてるわけで、
デフォルトゲートウェイもDNSサーバーも関係ないこの接続方法にDHCPの設定を変更したところで意味ないのでは?
ということで、別の手法に
Raspberry PiのDHCPを切って固定IPを設定する
ということで、Raspberry PiのDHCPを無視。というか動かさずに固定IPにしてやろう。という古の発想でやってみる。
編集するのは「/etc/network/interfaces」
これをVimで開くと中身がこう
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8) # Please note that this file is written to be used with dhcpcd # For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf' # Include files from /etc/network/interfaces.d: source-directory /etc/network/interfaces.d
これの最後の行をコメントアウトして、あれこれ追記して以下の内容にする。
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8) # Please note that this file is written to be used with dhcpcd # For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf' # Include files from /etc/network/interfaces.d: #source-directory /etc/network/interfaces.d auto lo iface lo inet loopback allow-hotplug eth0 iface eth0 inet static address 169.254.xxx.xxx netmask 255.255.0.0 gateway 0.0.0.0
で、Raspberry Piを再起動する。
そんで、PCからTeraTermかなんかで固定したIPに接続すると。。。
ログインできました。っていう話。
このやり方のデメリット・問題点
- 外部のルーターがあるネットワーク等にこのまま投入できない
DHCP切ってるからね。試してはないけど、IPの設定からデフォルトゲートウェイやDNSの設定を全部上記の要領で追記すれば多分できる?面倒だけどね。
とりあえずこんなとこです。
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